斜めドラム式の洗濯機を買ったはいいものの、設置場所まで移動が出来ずに困っているというご相談をよくいただきます。

 一番多いのは脱衣所の奥に洗濯機置き場があり、その前の洗面台が邪魔になって通過させることが出来ないという感じですね。

 その次は脱衣所の扉が邪魔で通過させることが出来ないというのが多いです。ほとんどはこの2つのパターンですね。

 家電量販店さんでご購入いただいた場合は洗濯機を洗濯機置き場まで床を滑らせて移動できるような状況であれば対応していただくことが出来ます。

 洗濯機を担ぎ上げて障害物をまたいでの作業や障害物の脱着作業などは対応してくださらないことが殆どです。

 どうしてやってくれないかと言うと、こういった特殊な作業を行うと時間がかかってしまい、1日にたくさんの設置作業を行わないといけない業者さんは対応が難しいというのが理由でしょうね。

 他にも状況の念入りな確認や経験が必要なため、効率の悪いお仕事扱いなのかなー、と思います。現代はコスパ(コストパフォーマンス / 費用対効果)が声高に叫ばれる時代ですが、叫んでいるのは何も消費者だけではないのです。事業者たちも、それはそれは大きな声で叫んでおります。今後ますます営業利益のウスい仕事などはバンバンに切られていくのかもしれません。

 今回はまさに洗面台のボウル部分の出っ張りが障害物となり、洗面台の前を通過させることが出来ないという状況でした。

 作業にあたっては周囲を念入りに養生し、洗濯機を持ちやすい道具を取り付けて作業しやすい状態を作ったうえで搬入・設置作業を行います。

 たまーに「洗濯機を持ち上げてスッと通過させてくれればいいだけだから」と簡単に出来るように言われる方もいらっしゃるのですが斜めドラム式の洗濯機はどんなものでも最低80キロ以上の重量がございます。

 プロレスラーや力士などの特殊な方であれば一人でも持ち上げて移動できるのかもしれませんが便利屋はあくまでも力は人並み。経験と工夫で作業を行いますので入念な準備が必要となります。簡単に、とはいきませんね。

 入念な準備を行ったら、いよいよ搬入作業となります。搬入・設置は広い場所で持ち上げてから狭い場所に降ろす、という感じになりますので搬出・回収よりは難易度が下がります。ただし新品の物を扱うわけなので、その点は気を使います。なんで搬入も搬出も同じくらい大変ですかね。

 無事に難所を超えた後、洗濯機を設置場所に降ろします。養生をほどいて洗濯機を稼働できるよう設定して作業は終了です。

 この作業は色々なケースがございますので入念な状況の確認が必要となりますが対応可能な場合も多いので、お困りの方がいらっしゃいましたらまずはご相談いただければと思います。

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