ご不要になったパソコンの処分についてのご相談をよくいただきます。

 そんな時に気になるのが「中のデータは大丈夫!?」ということでしょう。ストーカーや特殊詐欺、想像もしていない角度からの悪質な犯罪が蔓延るこんな世の中では、個人情報の極みとも言えるパソコンは自分の手元から離れた後の扱われ方に不安を感じる方も多いのではないかと思います。

 回収の相談をいただいた時にはウソを申し上げるわけにはいかないので、お客様にははっきりと「当方が悪意を持ってデータを吸い出して悪用するということはございませんが100%データが流出しないということはお約束できません」とお伝えしています。

 実際のところ家電リサイクル法にからむパソコン類を当店の中だけでリサイクルすることは不可能です。関連業者さんを疑うわけではないのですが仮にデータが流出したとしても、その震源地を突き止めることは現時点でのテクノロジーでは不可能ではない物の現実的ではないと思います。

 そもそも回収するパソコンが知らぬ間にウィルス感染していた、なんてこともないわけではないと思います。考え出したらキリがないので「お客様のデータは絶対に流出させません!」なんて言い出す業者は逆にウソでしょー、と思ってしまいます。

 そんなわけで少しでもご不安を解消するのに「物理的に記憶媒体を破壊する」という方法を採用することがございます。

 これはパソコン内部のハードディスクやSSDを取り出して、文字通りお客様の目の前で破壊いたします。

 こうすることにより例え悪意を持った人間がデータにアクセスしようと考えても、そのハードルを上げることにより流出の可能性を下げようという試みです。

 厳密な話になると例として軍事レベルの技術があれば破壊されたハードディスクからでも記録を復元することは可能だというお話もございます。

 ただし価値があるかは不確定のパソコンにそこまでの技術を注ぎ込むということは非現実的でしょう。そのような理由からパソコン内部のデータに不安を感じられる方にはオプションとしてこちらの破壊サービスをお勧めしています。

 こんかいはご相談いただいたお客様のパソコン3台のハードディスクとSSD、単体でのハードディスク15台をお客様の目の前で破壊いたしました。

 ハードディスクは記録媒体部分のプラッターを1つ1つ取り出して破壊していきます。ドリルで穴を開けるだけでも十分にデータ流出抑制効果はあると思いますが、今回はお客様のリクエストにお応えして可能な限り破壊の限りを尽くしました。

 金属製のプラッターは曲げる、切断する等を工具を使用して行います。セラミック製のプラッターは簡単に割れるので楽なのですが、金属製のプラッターは結構大変です。

 3時間程かけて全ての記録媒体を破壊しました。パソコンの処分に困っているけど内部のデータは不安、そんな場合は今回のような方法もご案内出来ますのでご相談いただければと思います。

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