「ベランダにタイルパネルを敷いて、グッとオシャレに!」
…そんなキャッチコピーをネットショップやホームセンターのガーデニングコーナーで見たことがあります。
実際に敷いた直後はキレイでオシャレ、テンションも上がるんですよね。緑をきれいに配置して。ガーデニング小物なんかも置いたりして。
ただし!ご存じない方も多いのですが、ほとんどのマンションのベランダは専有部分ではなく共有部分となっている場合が多いのです。
共有部分…簡単に言えば入り口を出たところの通路と同じような扱いということですね。これはどういうことかと言うと、緊急の場合は通路になることもある、ということが大きな理由です。
万が一、映画タワーリングインフェルノのような状況にマンションがなってしまった時、ベランダに大量にモノがあふれていたりしたらどうなるでしょう!?
そうです。救助活動に支障が出てしまいます。
そんな理由から、マンションのベランダは通路扱いとされているのです。
さて、説明が長くなりましたが、上記の理由からマンションのベランダは共有部分となっております。基本的には物を置いてはいけないということになっております(エアコンの室外機だけは例外のようですが)。
マンションには数十年に一度、大規模修繕工事があります。その際にはベランダの荷物はエアコンの室外機を除いて、全て撤去してくださいというご通達が来るのです。
勿論、工事に支障があるからなんですが、なかには「ここは俺んちのベランダだろ!修繕工事はしなくていいよ!」という方も出てくるので、そんな時は先に説明したマンション規約の出番となるわけですね。
実際に大規模修繕を行って、一戸、二戸だけ…とベランダの外壁塗装が行われなかったら、遠くから見た時に見栄えが悪いことでしょう。大規模修繕はマンション住民の足並みが揃わないと大変です。
大規模修繕工事ではベランダの床の防水工事(塗装工事)があることが殆どなんで、ベランダに敷き詰められたタイルパネルは、はっきり言って工事の邪魔となります。
敷き詰めて数年、10数年が経過したタイルパネルは、この際に処分してしまおうと考える方が殆どなんです。
ただし…いざ処分しようと思っても、行政の回収で持って行ってもらえない自治体が殆どのようです。自分で処分しようとしても、一枚当たり2キロほどの重量がありますので、100枚で200キログラムにもなります。あまりの重量に搬出を断念される方も多いみたいです。
そんなわけで、こちらのお品物でお困りの方からの回収依頼は多いです。今回もタワーマンションからの搬出でしたが台車を使用して3往復程して運び出しました。
当店では、不用になったタイルパネルの撤去・回収作業も行います!詳しくはタイルパネルの撤去・回収のページを参考にしていただければと思います。ご相談はお気軽にお問い合わせください。
便利屋ファミリー江東木場店
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