まさかこんなタイトルのお仕事を自分がするとは思いませんでした。

 お問い合わせを頂いたときは「本当に?」と思ったものですが、実際にお伺いしてみて当該冷蔵庫の扉を開けようとしてみても全く扉が動きません。

 なんでも聞くところによると使用していたご本人はお亡くなりになったとのことで、ご家族であるご依頼者様が遺品整理を行っていたところ、冷蔵庫がこの状態だったということだそうでした。

 もともと処分するつもりだったとのことですので、そのまま回収してきました。お部屋の中で荒々しいことをする必要もないですしね。

 そんなわけで倉庫に持ち帰ってきて開けることにしました。まさか中身が何だか分からない、このままの状態でリサイクルに出すわけにもいきませんので開けて中を空にする作業は必須です。

 とはいえ原因は想像できておりましたが。色々方法は考えられましたが結局バールで「メリッ」とこじ開けました。

 中は想像通り長年の「霜」の堆積により完全に「永久氷壁」のようになっておりました。これじゃー開かないはずですねー。

 ゲームなんかだと氷の中から貴重なアイテムが出てきたりするものですが、ヒートガンを使用して氷を溶かしてみたところ、アイスが数本出てきたのみでした。中を乾かして綺麗にし、リサイクル可能な状態にして終了です。

 こんな時、予想だにしていない物が出てくることも多々あるのですがアイスくらいでほっとしました。正体不明のオクスリとか、あんなもの、こんなものが出てくることもありますからねぇ…

 明日はまた、お仕事です。

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