世間は只今、お引越しのシーズン真っ最中です。2年前はコロナウイルスが全く正体不明の存在だったということもあり、この季節でもお引越し関連のご依頼が少なかったものですが、今年は随分と戻ってきたという感じがあります。

 お引越しに関連するお仕事が多いといっても当店にご依頼いただくのはお引越し作業そのものは少なく、お引越し屋さんが出来ない、あるいは受けてくれなかった特殊な作業が多いですね。

 今回のご依頼は洗面台が邪魔をして出せないドラム式洗濯機を搬出して回収してほしいというものでした。なんでも入れた時はお引越し屋さんが3人がかりで入れたそうですが、今回壊れてしまって買い替えるにあたって家電量販店さん・お引越し業者含め、複数の業者にお断りされてしまったそうでした。

 よくあるのですが、洗面台が邪魔をして洗濯機が洗濯機置き場まで移動できないケースです。

 この場合は色々な方法があるのですが一番採用率の高い方法は洗濯機を持ち上げて洗面台を「またいで」設置場所に移動する方法でしょう(あくまでも便利屋基準ですが)。

 洗濯機の横幅・奥行ともに洗面台前の通路より大きい場合は2人以上で洗面台を持ち上げて作業をいたしますが、斜めドラム式洗濯機の重量は殆どの物が80キロから90キロ程度はあります。設置時にはお引越し屋さんが3人がかりで入れ込んだとのことでしたが、今回は作業員2名体制で行います。

 ファミリーサイズのお引越しの時は人数がいるので、こういった作業も行っていただけるのですが、家電量販店さんの配送・設置業者さんは基本的には1人か2人。また、配送業者はイレギュラー対応を想定しておりませんので予定通りの配送件数をこなして採算を取っております。実際に作業してみないと分からないことも多い、今回のような特殊搬出作業はお断りしないとビジネスが成立しないというのが事情のようですね。

 ロープで持ち手を作り、狭い場所で引き上げた後、洗面台を超える高さまで持ち上げて搬出しました。洗面台の所も難所ではありましたが、洗面所の入口が洗濯機の大きさギリギリの幅だったので、ここの通過もポイントになりましたね。

 そんなこんなで何とか無事に搬出出来ました。今年に入ってから結構な数のドラム式洗濯機を搬出しておりますね。

 最近の物件はドラム式洗濯機を設置することを考えて作られているように思えますが、2000年代前半以前に建てられた物件ではドラム式洗濯機がまだこの世に出回ってなかった為、縦型一層式洗濯機(あるいは二層式)を設置する前提の構造に設計されていたのでしょう。そのころに設置したドラム式洗濯機が寿命を迎えてこのようなご依頼が増えているのかもしれません。

 このような事例でお困りの方がいらっしゃったらご相談いただければと思います。

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