横持ち・階段搬入 関西の引っ越し業者さんからのご依頼で、お引越しにともなう横持ち作業・階段搬入作業をお手伝いしてきました。この季節ならではのご依頼ですね。

横持ちとは

 横持ち(よこもち)作業とは引っ越し業界(正確には運送業界)用語で、搬出・搬入する建物の入口近くに車両を停められない場合、建物から車両までの距離を手作業にて運ぶ作業のことを言います。

 多いのは路地裏の建物で、細い道にトラックが入らない、というパターンです。あとは駐車できない大通りに面した物件などですね。また最近では、タワーマンションなどで駐車スペースからお部屋までの距離がかなりある、というケースも含まれます。その他にも商店街で車両が入れない、などがあります。

 横持ち作業が増える(車両までの距離が遠くなる)と必然、引っ越し料金は高くなってしまいます。また横持ちの条件でも料金は変わってきますね。

 単に車両までの距離が少し遠い、くらいならまだよいのですが、物件までの距離が坂道、さらには階段になっているなどのケースもあります。他にも台車が使えない砂利道、未舗装の道だったり…

 今回は路地裏で搬入先の物件までの距離は30mくらいでしたが、30mも距離が増えると(荷物の量にもよりますが)引っ越し作業の労力が格段に上がります。今回は4tトラック満載の分量だったので(重い荷物を持っての)往復回数を想像していただければ、どれだけの手間が増えるかが想像できるかと思います。

過酷な条件の中で

 さて、そんな引越し業者には恐怖の横持ちですが、今回はさらに、横持ちを終えて物件に辿り着いて、さらに階段で4Fまで搬入…と、なかなか過酷な条件のお引越しだったのです。

 しかも出発地は何と京都!長距離を4t車で江東区まで辿り着いて、横持ちプラス階段4F作業…どれだけハードエクササイズか。そして諸事情により、作業員2人でのお引越しとなったそうなのです。

 あまりにも過酷な条件で猫の手も借りたい…そういったご事情から当店にご依頼下さったそうです。

作業開始

 まず初めに当店の車両に積み込めるだけのダンボールなどを載せます。そして搬入先の軒先に車両を横づけにします。こうすることで格段に作業の効率が上がります。勿論、先方のご指示によるものです。こうした作業効率の良さは本職の方はさすがです。仕事だから感心している場合ではないのですが、心の中ではやはり感心してしまいます。

 そして3人でリレー形式でダンボールを4Fまで運び入れます。これは例えば当店でもゴミ屋敷などで大量の物を運び出す時などもそうですが、みんなで同じ作業をするより、リレー形式で分担作業にした方が格段に効率が上がります。

 こうして車両に積み込み→車両を横づけ→階段搬入を5回くらい繰り返して作業は終了となりました。当店にご依頼いただいた際に3時間のお手伝いをお願いします、というお話でしたが、ぴったり3時間程で作業終了しました。本当にさすがです。

作業を終えて

 当店はここで作業終了ですが、依頼者の方たちはこの後、大型家具・家電を運び入れ、そして関西方面に帰って、ようやく作業終了です。引っ越しの料金って高い!と思われるかもしれませんが、過酷な労働と家や家具を傷つけるかもしれないリスクを含めての、あの料金なのです。一度ハードなお引越し作業を体験してみれば、料金設定もいろいろ納得できるはず。

 ご依頼いただいたお客さまにもとても助かったと言っていただけました。こうした急なご依頼に応えられた時は便利屋として嬉しく思いますね。

 

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