街中のオシャレなお店には、ジャックオーランタンの飾りつけなどがチラつくこの季節……ですが、特にクリスマス色を出すこともなく当店は今日も平常運転です。

 さて本日は、設置した斜めドラム式洗濯機が出せなくなってしまったというお客様からのご依頼でした。

 なんでも入れた時は、お引越し屋さんが脱衣所の間口をこすりながら無理やり入れたとのことでした。お引越し屋さんの名誉のために言っておくと、お客様が「家屋に傷をつけてもいいので入れてください!」と伝えたうえで入れてもらったらしいです。

脱衣所から搬出できなくなった斜めドラム式洗濯機

 脱衣所の間口も難所ですが、洗面台の前のスペースも洗濯機がそのままのサイズでは通過することが出来ません。つまり、そのまま搬出するのであれば洗面台の上を通過させなくてはならない状態です。

 さて、どうしたものか。

 色々と相談した結果、今回は洗濯機をバラバラにして搬出することにいたしました。

 ちなみにドラム式洗濯機が出せなくなってしまった場合でも、必ずここまでバラバラにするわけではありません。別のご依頼では、洗濯機の前面部分だけを分解して奥行を数センチ小さくすることで搬出できたケースもあります。

 そちらは「あと数センチ小さくなれば洗面台の前を通過できる」という状況でしたので、必要な部分だけを分解して搬出しました。

 今回は残念ながら、その数センチでどうにかなるレベルではありません(笑)。

 そんなわけで、どんどん分解していきます。

 洗濯機の解体にはそれなりの工具が必要です。一般的なご家庭ですと、せいぜいドライバーとモンキーレンチくらいがある程度かと思いますが、洗濯機には奥まったところにネジがあったり、六角ボルトが使われていたりするので、それらに対応出来る工具が必要になります。

 また、水を使う家電ゆえの宿命といいますか、錆びついて固着してしまっているネジやボルトもあります。場合によっては、どうしても外れずネジ切るような作業になることもありますね。

 そんなこんなで2時間程かけて解体し、無事に安全に搬出することが出来ました。

 実際のところ、設置時に無理やり入れたというお引越し屋さんにも敬服するほどに「これ、壁をこするくらいで入れることが出来るの!?」というレベルだったんですよね(※1)。

 便利屋をやっていると、他の業者さんが以前に行った作業の痕跡を垣間見ることが多々あります。

 いい意味でも悪い意味でも「なるほど、こうやったのか」と感嘆させられることがありますが、今回は完全に「自分ではやらないけどスゴイな」という感じです。

 きっと自分の仕事ぶりも、何年か後に別の業者さんから「これはどうやったんだ?」なんて評価されていることがあるんでしょうね。

 そんなことを考えながら、次の現場に向かった便利屋でした。

※1 実のところガッツリとこすった形跡があったので、事前にお客様に確認をしました。しかし、これだけこすったとしても入れることが出来るの!?というのが今回のレベル。入れた業者さん、スゲーっす。

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