結局のところ、便利屋さんのお仕事は誰かの不可能を可能にすることで報酬をいただくというわけなのですが、やっぱり簡単ではないからこそ、お仕事があるんですよね。

 …のっけからなんですが、繁忙期の疲労からか本日のお仕事中にふと思った次第です。

 そんなわけで今回のミッションは設置後にリフォームを行ってしまい、家から出すことが出来なくなってしまった斜めドラム式洗濯機を搬出して回収してほしいというご依頼を受けて横浜市緑区までお伺いしてきました。 

 冷蔵庫なんかもそうですけど、設置後にリフォームして出すことが出来なくなってしまったという事例は結構ございます。

 いつも思うのですが、リフォーム施工会社さんは「これやっちゃいますと洗濯機出せなくなりますヨ?」とか教えてくれないものなんですかね?

 …それともやっぱり気が付いても教えてくれなかったりするのかな…単純に仕事がなくなってしまいますし。邪推かもしれませんが、そんなこともあるのかなー、と思います。

 今回は脱衣所の洗面台をリフォームして交換したのですが、洗面台のサイズが以前より大きくしてしまったせいで、洗面台の前の導線を通過させることが出来なくなってしまって搬出することが出来なくなってしまったということでした。

 お引越し屋さんや、その他、色々な業者さんにご相談されたそうですが全てお断りされてしまい、わざわざ遠い業者の当店にご依頼くださったとのことでした。

 今回のようなケースでは洗面台を「またいで」搬出するという方法もあるのですが、今回は洗面台の向かい側に障害物があり、その方法も使えないので、解体しなくては搬出は不可能、という状況でした。

 現地入り後、導線を確認して作業場所の養生を行います。そして脱衣所の限られたスペースで洗濯機を解体していきます。

 搬出導線を念入りに確認し、どの位解体すればよいかを精査します。少しずつ解体していきサイズが搬出困難場所を通過できるサイズになった時点で、今度は搬出作業を行います。

 勿論、完全にバラバラにすることもありますが、今回の作業スペースだと「完全解体は不可能ではないものの難易度が高かった」ということで安全に搬出できる最低限の解体で搬出することにいたしました。お仕事は安全第一ですね。

 壁や洗面台を傷つけないように、慎重に搬出困難場所を通過させていきます。洗濯機の前面部分を解体することによって奥行を縮めて、計画通り無事に洗濯機を搬出することが出来ました。

 事前に念入りなヒアリングを行ってはいたものの、今回のようなお仕事は現地で作業しながらベストな方法を考えて作業を行うことになります。

 結局は事前のヒアリングは「作業の可否を判断する」という感じですね。お伺いしてみて「やっぱり出来ませんでした!」というのは一番よくないので、どのような方法になるかは現地に行って判断するとしても、とにかく出せるか出せないのかだけは事前に判断しなくてはなりません。

 明日はまた、お仕事です。

The following two tabs change content below.
東京都江東区の便利屋です。ファミリー江東木場店では、不用品回収、ゴミ屋敷の片付け、お引越しのお手伝い、遺品整理、エアコンの取り外し・回収、その他さまざまな便利サービスを提供しています。是非、一度ご利用ください。

最新記事 by 便利屋ファミリー江東木場店 (全て見る)