エアコンクリーニング

　基本的には2年から3年に一度くらいをお勧めしておりますが、使用頻度や使用環境、設置場所などの様々な状況によって汚れ方がかなり違ってくるので単純に「何年くらいでお掃除してくださいね」とは言えません。

　例としてリビング、キッチンのすぐ近くに設置してあり、育ち盛りのお子様多数、炒め物・揚げ物大好き！週末はホットプレートパーティ！…そんな悪条件が重なったりすると1年でもビックリするくらい汚れてしまうこともございます。

　逆に寝室などであまり使わないエアコンなどは5年くらい経過していても、そんなに汚れていないケースもございます。

　一番いいのは目視での確認です。送風口に黒い汚れがついていたら、それはそろそろお掃除のサインですね。

　臭いは大幅に軽減できますが完全に取りきることの出来るものではございません。当店のサービスは壁に掛けた状態でクリーニングをいたしますが、壁に掛けた状態でのクリーニングですと、どうしても洗剤、高圧洗浄水の届かない場所も一部ございます。

　また完全なクリーニングを目指して「エアコンを壁から外して、完全に分解してクリーニングをする」というサービスを行っている業者さんもいらっしゃいますが、そうして完全に汚れが取れた！と思っていても古いエアコンなどはすぐに臭いがしてきてしまうケースもございます。

　パーツに発泡スチロール・フェルトなどの臭いが染み込みやすい材料を多く使っている、外のドレインホース周りにゴミを置いていてドレインホースに臭いが染みついてしまった…理由としてはそのようなところがあげられます。

　また冷房運転では臭いはしないが、除湿運転の高い温度設定の時に臭いが出るような場合は雑菌の繁殖が原因となります。洗濯物を室内干しした際、乾かすのに時間がかかってしまったときに臭いが発生するメカニズムと一緒で、条件が揃い、雑菌の活動が活発化した時に起こる現象です。

　「エアコンクリーニングは臭いを完全に取り除くものではなく、大幅に汚れ・臭いを取り除くもの」と、ご理解いただければと思います。

　エアコンの真下に脚立を立てて作業します。ベッドの場合は布団やマットを移動出来れば作業出来る事があります。テレビの場合は安全な場所に移動してスペースを確保させて頂きます。

　箪笥の場合は、エアコンの下に30センチ以上の隙間があれば作業出来る場合があります。また、エアコンと左右・天井の間は10センチ以上隙間がないとカバーが外れない場合があります。

　基本的に通常の設置環境での汚れ（土埃が被っている程度）では室外機のクリーニングは必要ございません。またメーカーさんもメンテナンスフリーを基本に設計しております。

　室外機の裏側のアルミフィンに落ち葉やゴミなどががたくさん挟まっていたりして風通しを悪くしている場合はクリーニングが必要になってきます。理由は冷媒ガスの放熱作用が悪くなり、エアコンの機能が落ちるからです。

　よく誤解されていらっしゃるのが、室外機から室外の空気を室内に取り込んで、室内機から冷やした空気をお部屋に入れている、と思っていらっしゃる方が多いのですが、それは間違いです。

　あくまでも室内の空気を室内機によって循環させているだけなので、室外機が汚れていても室内が埃っぽくなったり、臭くなることはないのです。

　そういった理由から当店では室外機のクリーニングは行っておりません。もしあまりに気になるようでしたら、当日ご相談いただければと思います。