高圧ガスボンベ（ガスタンク）の処分について

　遺品整理などを行っていると、まれにお家の中から特殊なお品物が出てくることがございます。

　今回出てきたのはフロンガスを圧縮・格納している高圧ガスボンベです。

　こちらは普段は単体では当店は回収は行っておりません。たまーに問い合わせなどをいただくことがあるのですが、この手のボンベはリースであることが多く、その場合は所有権は貸し出している会社にあります。

　今回は持ち主の方がお亡くなりになり、ご遺族の方は全く事情を知らないとのことでしたので、ほとほと処分にお困りとのことでした。

　こちらで色々と調べて処分、または返却にこぎつけるように手配いたしました。

　ラベルは経年により、ほとんど文字がかすれて読み取ることが難しいですが、どうやら平成4年に充填されたもののようです。約26年前のものですね。

　会社名と電話番号が記載されていましたので、電話をかけてみると「現在使用されておりません」。充填した会社が倒産などでなくなっていることも多いので、そうだったらやっかいだなー、と思いながら会社名をインターネットで検索したところ、会社名がヒットしましたので、コンタクトを取ったところ、対応窓口の方とお話しすることが出来ました。

　事情をお話ししたところ、その製品はとっくの昔に製造終了、会社にも貸出情報などが残ってないということです。まあ古い品物だからしょうがないですねー。

　リースかどうかは判らなくても、送り届けてくれれば引き取ってくれるとのこと。それでは送る手続きをさせていただきますということで話がまとまり一安心でした。

　…ただ、こういった品物（いわゆる危険物）は普通の宅配便で送ることが出来ません。専用の業者を手配するか、自分で送り届ける必要がございます。

　今回は遺品整理の流れで色々と手配しましたが普段、こちらを単体で引き取ってくださいと依頼を受けてもお断りする可能性が高いです。

　基本的には製造元に引き取ってもらう感じになりますね。

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