檜風呂に生えたカビをクリーニング

　今は梅雨。高層階の浴室の大きな窓から見える、晴れ渡った空を眺めながら、ふと、今の季節を思い出します。

　梅雨のこの時期、日本列島はいつの時代もカビとの戦いです。

　ご依頼をいただいたのは「檜風呂のカビが凄いので何とかしてほしい！」というものでした。檜風呂！おそらくご自宅に存在する人の方が確実に少ないであろうことは言うまでもございません。

　新規で購入・設置する際にコスト高なことは勿論ですが、メンテナンスにも労力と費用がかかります。FRP（強化プラスチック）のお風呂が一般的な理由は、安いのもありますが、一番はメンテナンスのラクさでしょうね。

　檜風呂の一番の大敵はカビで、防汚施工がされていない場合は油断をするとすぐにカビがはえてしまいます。とにかく乾燥させることが大事なのですが、乾燥機などを使用して人工的に乾燥させすぎてしまうと今度は亀裂が入ってしまうなどの危険もあるので本当に大変です。

　カビがはえたからと言って「カビにはカビキラーをぶっ放しておけばOKよね！」とカビキラーなどの一般的に販売されているカビ取り剤を使用するのは絶対にNGです。

　木肌がささくれ立ってボロボロになってしまいます…！

　左がビフォー、右がアフターの画像です。うーん、左は結構カビがすごいですねー（※モニターが暗めだとわかりづらいみたいです）。天井は表面張力が働き、水切れが悪く、カビが生えやすいんですね。

　今回はクリーニングだけでなく、浴室木材用の保護・防汚剤を施工させていただきました。

　お客様からは最初「クリーニング後にニスでも塗っておいてくれないかな？カビをはやしたくないんで」と言われたのですが、浴室天井・壁面などの木部にニスを塗装するというのは、非常に不適切であることをお伝えいたしました。

　浴室のように常に湿気、水分にさらされていると（ニスの種類にもよりますが）塗装面が白っぽくなってしまいます。また染み込んだ水分を逃しにくくなってしまう為、木部の痛みが激しくなります…

　そのようなことを説明させていただいて、浴室木材用の保護・防汚剤を塗ることをご提案させていただきました。

　クリーニングに丸一日、浴室木材用の保護・防汚剤塗装施行に丸一日で合計2日間いただきました。その間はお風呂が使用できないのでご依頼いただく場合には、その点をご留意いただく必要がございます。

　お客様にも「きれいになった！」と喜んでいただくことが出来ました。メンテナンスが大変な檜風呂ですが、やっぱりいいですねー。

東京都江東区の便利屋です。ファミリー江東木場店では、不用品回収、ゴミ屋敷の片付け、お引越しのお手伝い、遺品整理、エアコンの取り外し・回収、その他さまざまな便利サービスを提供しています。是非、一度ご利用ください。