3人掛けのソファーの処分にお困りの方からご依頼をいただきました。

 何でも当店とは別の不用品回収業者に依頼をしたところ、電話見積りの段階では1万円だったのが、当日来てみて「これは3万円になります」と言われてしまったそうです。

粗大ゴミ置き場までソファーを

 さて、お電話での見積りでは納得の料金だったのに、当日に業者が来てみて料金が上がるということは、不用品回収を業者に頼まれた方から、よく聞くお話です。

 これには色々なケースがあると思いますが、以下、便利屋が考える主なケースです。

最初からボッタくる意思がある業者

これはどうしようもないですが、最初から安い金額をチラつかせて、いざ来てみると何やかんやと理由をつけて、料金をつり上げる業者です。

いざ実際に来られてしまうと、見積り料金と違っても断りづらい方も多いのではないかと思います。

業者サイドもそれを知っていて「とにかく見てみないと料金は出せません!」の一点張りだったりすると変な業者が来る可能性が高いかなー、というのが便利屋の経験則です。

意図はしていないけど結果的に料金を高く提示してくる業者

簡単に言うと「コミュニケーション不足」ということだと思います。

今回のようにソファー1つくらいであれば、お電話でしっかり状況を確認すれば、当日1万円⇒3万円になるってあり得ないと思います。

勿論、お家を一軒丸ごと片付けたいなどの物量が多い場合は訪問見積りは欠かせませんが。

お客様は(失礼ながら)素人なわけですから、不用品回収業者の裏事情なんてわかりません(どういったことがコストがかかるかとか)。

お電話で伺った状況と当日の状況に、大幅に差異がなければ多少苦労するような条件でも当店は何とかしようという感じで作業をします。

状況がまったく聞いていた話と違う場合で、明らかに赤字になってしまう場合はムリですが…

どちらにしろ、お伺いして「やっぱり出来ませんでした!」となっては、お互いにソンだと思いますので、事前のコミュニケーションは何よりも大事です。

今回のケースは

今回のケースは上記の「意図はしていないけど結果的に料金を高く提示してくる業者」に相当したみたいです。

お伺いしてみて「これはボロボロでリユース不可能ですので3万円になります」と言われたそうですので。

でもリユースを目的とした回収であれば、事前に「この料金で回収可能な物は、著しい損傷・汚れのないものに限ります」などを伝えておけばよかったのではないかなー、と思うんです。

かなり大型のソファーで重さもあったので、リユース出来ないとコストがかかるのは分かるんですが…でもちょっと高すぎるかな?

単純に「面倒くさいから引き受けたくないし、高い金額言ったれ!」なんて場合もありますので、そこは業者サイドの誠実さが問われるところです。

さすがに3万円は高すぎるんで、お客様と相談して行政の粗大ゴミとして出すのが一番いいだろうということになりました。

お部屋から粗大ゴミ置き場まで、作業員1名でソファーをお運びいしました(エレベーターのボタンを押すなどはお手伝いいただきました)。

搬出経路も広く、作業員1名で対応出来ましたし、マンションの粗大ゴミ置き場も常設だったので、当店の作業費と行政の処分費込みで1万円以下に抑えることが出来ました。

お客様にも喜んでもらえて何よりでした。不用品回収業者に不信感を持たれたかもしれませんが、やっぱり必要な業種でもありますから、今後も必要な場面で、ご納得できる業者を見つけていただければと思います。

当店もお客様に追い返されることのないよう、きちんとした説明を心がけてお見積りをお出しいたします。

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