出窓の天板補修（ニス塗り）

　リピーターのお客さまより出窓の天板の補修のご依頼をいただきました。

　今回の出窓の天板は長年の雨風や結露によって表面のニスがはがれた状態でした。

　ちょうど網戸をあけていた部分、窓ガラスの部分だけきれいに（この表現が正しいのかどうかはわかりませんが）剥がれてしまっています。今回はこのような状態の天板を合計三枚、補修しました。

　古いニスをサンドペーパーをかけて剥がします。キレイに剥がし終えたら「水性ウレタンニス」を耐性を出す為に二度塗り。水性、と聞くと耐久性に心配を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、近ごろの塗料は本当に進化していて「水性ウレタンニス」は耐久性に優れ、しかも油性のような匂いも残らないので屋内利用に最適、さらには食品衛生法にも適合しているので小さいお子様やペットがいらっしゃる方でも安心というスグレモノです。唯一の欠点は普通の水性ニスや油性ニスと比べると若干料金が高め、ということくらいでしょうか。

　携帯電話や家電など、普段から使っているものは10年、20年前と比べやすく、どなたでもその日進月歩の進化ぶりが分かりやすいものですが、一般の方があまり利用することのない、こういった塗料なども確実によくなっていますよね。きっと僕の知らない、思いもつかないようなものも、子供のころと比べてすごい進化をしていることでしょう。

　一度目のニス塗りを終えて乾くまでの間に、他に依頼されたクリーニングの仕事をします。乾いた後に再度ニス塗りをして完成です。