今回は店舗よりのご依頼で千葉県千葉市までお伺いしてまいりました。色々な業者さんにお断りされてしまったというご案件です。

ご依頼内容メモ

  • 店舗奥の部屋にある壊れてしまった大型冷蔵庫の搬出・回収作業
  • 開店時に元からあった冷蔵庫とのこと
  • 奥の部屋の間口は狭く、そのままの大きさでは物理的にどうやっても部屋から出すことが出来ない
  • 搬出する為には間口を壊すか、冷蔵庫を解体して小さくする必要がある
  • 寝かせられるスペースはないので立てたままの状態で解体しなくてはならない

 なんでも当該冷蔵庫は20年ほど前に居抜きで開店した際に元から入っていたそうです。

 新規開店時は比較的新しい冷蔵庫だったので「新しく冷蔵庫を買う資金がかからなくて助かる!」と思ったそうですが、時が流れて冷蔵庫が故障してしまい、買い替えを検討する段階になってどうやっても出すことが出来ないことが判明して愕然とされたそうでした。

 あくまでも推測ですが、現場を見る限り、おそらく冷蔵庫を入れた後に後付けで壁を作ったのではないかと思います。前のオーナー様も退去時に出せないことが判明したことから、比較的新しい冷蔵庫を逆手にとって「必要ないので使ってください!」としたのではないかと…おっと、ここまでいくと邪推ってヤツですかね。

 そのままの形で物理的に出すことが出来ないとなると、間口を広げるか、冷蔵庫そのものを小さくするしか方法がございません。

 お部屋の入口を破壊するのは現実的ではありません(何日も営業できなくなりますし…)。今回はそんなわけで冷蔵庫を切断して解体するという方法を採用することにいたしました。

 この方法を採るにあたって、一番の問題が今回は冷蔵庫を寝かせることの出来るスペースがないということでした。

 安全を確保する為、いつもは冷蔵庫を寝かせて解体作業を行っているのですが、今回は厨房機器や流しなどがあり、どうやっても寝かせることが出来ませんでした。仕方がないので冷蔵庫を立てたままで一番大変な切断作業を行いました。

 立てたままで冷蔵庫を回転させながら輪切りの状態にしていきます。冷蔵庫は扉などを取り外しても80キロはありますので回転させるのも一苦労です。壁など周囲を損傷させないように注意して作業を行いました。

 計算上、2分割で搬出可能でしたので、上下で真っ二つにぶった切ります。これだけ文字通り「ぶった切る」という作業は日常ではなかなかありませんね。

 二つに分かれた冷蔵庫を注意しながら搬出します。分割してもギリギリだったのですが無事に搬出して回収することが出来ました。

 毎年のことですが、この時期くらいまで領収書を作成する際に、つい「昨年の」領収書を作成しかかってしまいます。行動は意識して行わなくてはならないと思っているものの、ついついですね。

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