最近多い斜めドラムの洗濯機。従来の縦型ドラムの洗濯機より大きく、また重量も重いので設置や搬出が大変です。

 最近のマンションや戸建ては斜めドラム式の洗濯機を置くことを想定して作られた洗濯機置き場や脱衣所も増えてきています。無理なく設置出来るように脱衣所の間口や搬入導線を広めに作られている感じですね。

 今回は10年ほど前のお引っ越し時に、お引越し屋さんが頑張って(ムリをしてとも言います)設置した斜めドラム式の洗濯機が出せなくなってお困りのお客様からのご依頼を受けて世田谷区まで行ってきました。

 一般的な洗濯機置き場への洗濯機の設置方法としては洗濯機を2人、場合によっては1人で洗濯機置き場まで床上を「滑らすように」もしくは床より数十センチ程度持ち上げて運びながら設置します。

 脱衣所・洗面所構造が写真のようになっているお家も結構あります。この場合、設置する洗濯機の横幅・奥行の大きさによっては洗面台を「またいで」奥の洗濯機置き場まで運ばなくてはなりません。

 斜めドラム式の洗濯機は大きく、そして重いです。今回の物も重量が80キロ以上はありました。場所も狭く、多人数での作業も出来ません。お引っ越し時にはお引越し屋さんが頑張って設置してくれたそうですが、今回、故障してしまい買い替えに当たって家電量販店さんには搬出作業をお断りされてしまったとのことでした。

 その後、色々な業者さんにご相談されたとのことでしたが、ことごとくお断りされてしまったそうです。だいぶ遠い業者ではありましたが、そんな理由から当店にご相談くださったみたいでした。

 今回の基本的な作業手順としてはこんな感じです。

  1. 洗濯機を洗濯機背面に作業員が入れるくらいまで洗濯機置き場から引き出す
  2. 洗濯機前面と洗濯機背面に作業員を配置する
  3. 洗濯機を持ち上げ、洗濯機を洗面台の上で「旋回して」洗面台の前に降ろす

 洗面台の前のスペースは洗濯機の奥行の幅では通すことが出来ませんが、横幅のサイズであれば通すことが可能でした。ただし洗濯機置き場の手前のスペースでは旋回させることは出来ませんので、持ち上げて空中で旋回作業を行う必要がございます。

 また、旋回させるにしてもかなりギリギリの作業になるため、可能な限り洗濯機のサイズを小さくするべく、洗濯機前面のパーツを取り外して作業しました。

 壁や洗面台を養生(保護)した後、いよいよ搬出作業に入ります。外せるパーツで重いものは可能な限り外して持ち上げましたが、それでもやはりかなりの重量がございます。

 お客様にもご協力いただき、気合の作業で無事に搬出が終わりました。

 作業が終わったころ、あたりはすっかり暗くなっておりました。この時期は日没が遅いのですが思った以上に時間がかかってしまいましたね。

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