ベランダの鳩の糞をお掃除⇒鳩除けネット取り付け

　連日、コロナウイルスの報道が続きます。近年であればこの季節は花粉や黄砂、PM2.5、そして引っ越し難民のニュースが流れていたのですが今年はそれらのニュースは全く見なかったような気がします。

　僕も勿論、新型コロナウイルスへの危機感はあるのですが、あれだけPM2.5は危険だ！と煽っていたなら、こういう時でもしっかり報道しなくてはならないのではないかと思うのですがどうなんでしょうね？

　近所の動物園からライオンが逃げ出しました！というニュースが流れている中でキングギドラが来襲したら報道は全部そっちにいってしまったみたいな感じなんでしょうか。いやいや！ライオンも十分危険だから！と言ってもそうなったらライオンなんて気にしてられなくなるんですかね。

　さてコロナウイルス、PM2.5、同じ健康被害ということでは侮れないのが鳩の糞です。今回は住人の方が入院中に人気のないベランダを鳩が占拠して糞まみれにされてしまったという方からのお掃除のご依頼でした。

　そもそも（真実は定かではありませんが）今回、世間を騒がせているコロナウイルスも野生動物からの感染だったという話です。野生動物はいろいろな雑菌や病原菌を持っているものです。当然ながら野生動物から排出される糞にはそれらが含まれております。

　菌だからしばらく乾燥したりすると死に絶えるんじゃないの？と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それらの死骸が人体に入り込むと、いわゆるアレルギー反応を起こすのです。

　鳩は平和の象徴！というハナシもありますがベランダを糞まみれにされた方にとっては殺意すら抱くと思われます（怒）。鳩という鳥は逞しく大都会に順応しております。人も街もビルも何もなかった時代には切り立った崖や岩肌の窪みなどで営巣していたのかもしれませんが、それらの天然の営巣場所がなくなった現代でも、それに代わる場所を自分たちで探して適応して生きているのですから。

　ダーウィンの進化論での有名な一説ですが『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である』という名言は本当かもしれないなー、と思います。

　鳩の糞は長期間放置してしまうと付着した素材が変色・変質してしまいます。欄干部分に使用された金属やエアコン室外機などは傷みやすいですね。クリーニングして汚れを落としても黒ずんでしまい、元には戻せません。

　今回は放置期間は数か月ほどだったので、付着した汚れを落としたところ、そこまでひどい痛みはありませんでした。エアコンの室外機の一部は変色してしまいましたね。

　可能であればこういったご自宅の長期不在期間中はご家族などで一週間に一度くらい来れるとよいのですけどね。鳩は営巣する際に候補地を暫く観察して人気がないことをチェックしてますので、単純に人が来ると営巣をやめてしまいますので。また住宅設備、特に水回りは使用していないと痛みますので、その際に水出し（しばらく水回りの水を出しっぱなしにすること）などを行うと同時に換気を行うとよいと思います。

　鳩の糞害をクリーニング後、鳩除けネットを取り付けました。これでしばらくご不在でも被害を受けることはないでしょう。

　ベランダに放置されていました不用品も同時に回収いたしました。キレイスッキリとしたベランダを見て、とても喜んでいただくことが出来たのでよかったです。