強風にあおられてドアが勢いよく開いてしまったら、建て付けが悪くなってドアが閉まらなくなってしまった、というご依頼を受けてお伺いしました。

蝶番金具の変形

蝶番の変形 ドアを固定してスイングさせる役割の蝶番(丁番・ちょうばん・ちょうつがい)ですが無理な力がかかって変形するケースがあります。蝶番が変形するとドアがドア枠にあたってしまい閉まりが悪くなる、今回のように閉まらなくなったりすることがあるのです。

 注意点としてはドアに変なものを挟まない(よくあるのがドア下に隙間がありすぎて、ドアを開放しようとしてドアストッパーとして蝶番付近に変なものを挟んで歪む)、ドアに重量物をぶつけないなどでしょうか。

 玄関のドアだけでなく室内のドアでも多いトラブルですが、玄関のドアの場合、鍵の不具合につながったりするので注意が必要です。また防犯的観点から、まず玄関ドアが閉まらないのは本当に困りますので緊急を要するご依頼の場合が多いです。

 今回は強風にあおられて勢いよくドアが開いてしまい、かなり逆方向に無理な力がかかったようで蝶番がかなり変形しておりました。

蝶番の矯正、元の形に戻す

蝶番を外す ドアのしまりが悪い、ドアがドア枠に擦れる感じがする、くらいであればちょっとした変形、もしくは蝶番を固定しているネジが緩んでいるだけというケースもございます。

 取り付けられている蝶番の状態をよく確認します。今回は蝶番が変形しているのが明らかに見てわかりました。

 蝶番を矯正するための特殊工具(蝶番おこし)で蝶番を矯正します…が今回は当社の持ち合わせている工具のサイズが合いませんでした(汗)。蝶番を外して手作業での矯正に切り替えます。

 変形してしまった蝶番を外した後、丁寧に矯正して元通りに取り付けます。

 ドアとドア枠が当たることなく開閉が可能になりました。最後に鍵がスムーズにかかるかを確認して作業は終了になります。
玄関ドアが閉まらない

作業の注意点

 蝶番の矯正も蝶番おこしがあれば作業は簡単ですが、なにぶん専門工具ですので一般の方がご自宅の扉をなおすためだけに買うのはあまり現実的ではないと思います。これ以外に使い道ないですし。

 外して矯正するなら蝶番を新しく買って付け替えた方がよいかもしれません。外してホームセンターに持っていけば同じものが買えると思います(フランス蝶番など同じ規格を探すのが難しい場合もありますが)。

 ちなみに外した後、再度取り付けるのは、なかなか難しかったりしますからご自身で作業される場合は注意して下さいね。また歪んだ蝶番にはいびつな力がかかっていてネジが外れにくくなっています。ネジ山をつぶさないように注意です。

 その他、閉まらない原因は蝶番の歪みではない場合もございます。

 出来ることと出来ないことはありますが、出来ることなら出来るだけ安心価格での対応を心がけます。今回のようにドアが閉まらなくなってしまったなどでお困りでしたら、便利屋ファミリー江東木場店にお気軽にご相談下さい。

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