今年の台風は各地で色々と凄い被害をもたらしたようです。今後は、町中にある様々な建築物の、建てられた当時の常識や想定をはるかに超える災害が、もっと起こるかもしれません。
そんな今年の台風を経験して、リピーター様より台風対策をしたいというご依頼をいただいてお手伝いをしてきました。
もうだいぶ古いお家なのですが、玄関が昔ながらの木とガラスでできた引き戸です。
リフォームして丈夫なものにするほどの考えはないけれど、今後の台風で物が飛んできてガラスが割れたりしたら怖いので、何とかしようと思い立ったそうです。
騙し騙し、といったら言葉は悪いかもしれませんが、実はこういうご依頼は結構ございます。
多少不適切な言い方かもしれませんが、人間って自分が死ぬ日は前もって分かりません。
お引越しのスケジュールのように前もって決めることが出来れば、それに合わせて家を売ったり何なりするんでしょうけどね。
持ち家で古くなってきて、自分も歳を重ねて、あとこの家に何年住むかな…といったシチュエーションでは大金をかけてリフォームという選択肢を取らずに、家の不具合が出ても騙し騙し住む、というのは現実的だと思います。
事前にどのようにしたいか、イメージをお伺いしたところ台風が近づいてきたときだけ、木の板を閂で固定できるようにしたいということでした。
色々とご相談しながら仕上がりの方向性を決めていきます。高さ・横幅があり、女性のお客様だったので、木の板では相当な重さになる為、難しいと判断。ポリカーボネートの板で防護板を作成して、それを閂で固定していただくように仕上げることにしました。
玄関のサイズを測って設計し、ホームセンターで材料を購入してきます。購入後、現地で大工仕事です。大工仕事といっても、あくまでも日曜大工レベルですけどね。
結局、全ての作業で丸一日かかりましたが、イメージ通りには作成できました。風が強くなってきたら煽られる危険性があるので、風が強くなる前に設置してください等、考えられる危険性をお伝えいたしました。
あまり得意な分野ではないのですが、可能な限りお客様のご希望に添えるようにしたいですね。
便利屋ファミリー江東木場店
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