お問い合わせ時のヒアリングで「もうゴミ屋敷くらいに散らかっているんです!」と言われていたのですが、実際にお伺いしてみると、いわゆる「ゴミ屋敷」ではありませんでした。
一般的な方が、パッと見てゴミ屋敷と判別してしまうようなお部屋でも、私共は大きく2種類に分類しております。
Case1.生活ゴミをため込んでしまったケース
一つは生活ゴミを出さない・出せずにお部屋に大量に堆積させてしまったケース。これはいわゆるゴミ屋敷です。
コンビニ・スーパーで購入した飲食物の包装や残骸ゴミ、最近ではアマゾンさんの箱や包装が堆積しているパターンも多いですね。
臭気が立ち込めていたり、衛生面に不安なお部屋も多々ある為(害虫が発生していることも多いので)タフな現場が殆どです。
Case2.整理整頓・断捨離が苦手で物をため込んでしまったケース
そしてもう一つが、整理整頓・断捨離が苦手な方が物を大量にため込んでしまうケースです。
他人から見れば「さっさと捨てれば?」というようなものを捨てられずに取っておいてしまうので、お部屋のスペースはどんどんなくなっていきます。
お部屋のスペースがなくなると、お掃除も大変になり、勿論、整理整頓も出来なくなってしまいます。
ホコリもたまっていくのですが、お掃除がしづらいので出来ません。スペースがないので、隙間などのスペースに無理に物を置いたりするので、どんどん悪い方向に向かって行ってしまいます。
ご本人からすると必要なものばかりなので、正確にいえば、こちらはゴミ屋敷というわけではないんですが、長年の負のスパイラルの果てに出来てしまったお部屋の壮絶さは、普通の方が見たら「ゴミ屋敷!」と形容される方も多いのではないかと思います。
今回は
そんなわけで今回はCase2.のようなお部屋のお片付けをお手伝いさせていただきました。
2LDKのお部屋ですが、リビングはかろうじて生活スペースがありますが、2つのお部屋は物で溢れかえっております。
特に4畳半サイズのお部屋の一つは、完全に物が人の高さまで溢れかえっている状態で、普通に入ることさえ出来ない状態です。
単純に、これらの全てを撤去してほしいという場合はハナシが早いのですが(それでも時間はかなりかかりますけど)今回はお客様にとっては必要なものがかなりある、という状況です。
当然時間はかかりますが、一つ一つを丁寧に仕分けしながら、無事に退去・お引越しが出来るまで作業をさせていただきました。
大量の本や書類、衣類や食品、捨てにくい日用品(大きさのあるもの・燃えるゴミで簡単に捨てられないものなど)を仕分けしながら袋詰めし、必要なものは取り出してダンボールに詰めていきます。
お部屋のスペースがある程度ないと作業が捗らない為、必要なものがある程度まとまったらご新居に運び、さらには大型の場所を占有している不要な本棚や収納などを搬出し、仕分け作業がしやすいスペースを作ります。
事前に確実に処分してもよいようなお品物を確認しておき、必要と思われるものは作った仕分けスペースに運び、お客様に判別していただきました。
最終的に5日間程かかりましたが、無事に全ての物を旧居から撤去出来ました。
はっきり言って当店よりもお客様の方がお疲れだったと思いますが、事前にお伺いしていた必要書類や思い出のお品物なども無事に発見することが出来たのでよかったです。
作業終了後、とても嬉しい感謝のお言葉をいただきました。お客様からダイレクトに感謝されるのは、この仕事の本当にいいところですね。
便利屋ファミリー江東木場店
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