先送りとゴミ屋敷 心理学の用語で「プロクラスティネーション」という言葉があるそうです。

 日本語で言うところの「先延ばし症候群」。頭ではすぐに行動をとった方が、明らかに自分にとってプラスになるとわかっていても、とりあえずは何とかなるから行動しない。目の前の楽な選択肢であったり、即興的な娯楽であったりに流されてしまうということに、思いあたりがないという人の方が少ないのではないかと思いますがいかがでしょうか?

 便利屋も随分とこの症候群に戸惑ってきましたし、今でも大いに手を焼く時がありますね。

 でも世の中の大多数の人が程度の差こそあれ、先延ばし症候群を克服しきれないでいると思います。トップアスリートなどは強い意志によって克服しているのかもしれませんが、我々凡人にはなかなかムツカシイ話です。

ゴミ屋敷の要因とは

 ご老人の方からの(言葉は悪いですが)ゴミ屋敷のお片付けの原因は体が思うように動かなくて、ゴミを捨てに行けない、などの理由が多いのですが、若い方の大量に溜め込んでしまったゴミの理由のほとんどは、この「先延ばし症候群」が原因ではないかと思うのです。

 明日はゴミを捨てる日だけど、せっかくの休みだしゴロゴロしていたい。ちょっと散らかっているけど別に人が来るわけじゃないし。本当にそんな毎日の積み重ねが汚部屋やゴミ屋敷を作り出してしまうのではないかと思います。

 肥満などの生活習慣病もほとんどの要因は、この先延ばしによるものでしょう。お酒やたばこ。体に悪影響だとわかっていても直ちに影響はない、というものに対して、人間はなかなかにアクションを起こせない生き物です。

 便利屋はお医者さんではないので、生活習慣病の解決は出来ませんが(それでも何とかしてほしい、と言われた場合は出来ることをさせていただきます)ゴミ屋敷を何とかしてほしい、というご依頼は解決(お片付け)が出来ます。

 では先延ばし症候群そのものの解決、克服は出来ないものでしょうか。

先延ばし症候群の克服法

1.部屋を片付ける

 まずは休日にお部屋を徹底的にお掃除しましょう。きれいに整理整頓された部屋は物事のやる気を引き出します。

 もうすでに自分ではどうしようもないくらいに散らかっている、大量のゴミがあるという方は当店にご依頼いただければと思います(ちょっと流れで宣伝)。

2.人に宣言する

 ダイエットや禁煙などの生活習慣にかかわるものは、人に「やります!」と宣言するのもよいと思われます。

 宣言したことを実行できる人、という社会的信用にかかわってくる部分を利用するわけですね。お昼休みにランチを食べ過ぎていたり、たばこを吸ったりしたら「あれ?宣言してなかったっけ?」と言ってくれたりするのも大いに抑止力となることでしょう。

3.やるべきことを期限を明確にしてリスト化

 結局のところ、これが一番効果があるのかなー、と思います。

 ダイエットであったら目標体重(月ごとに減量数値を出すのがよいと思います)、禁煙だったら期限を決める、散らかった部屋なら計画を立てて物を片付ける、捨てるなど。

 個人的には目標を2倍、3倍と高く設定するのがコツかな、と思います。

まとめ

 克服法、と書きましたが「それが出来ないから苦労してるんでしょ!」という声も聞こえてきそうなものです。

 昔の歌の歌詞で「出来ることならベッドの中で、だらしなく生きていたい」という歌詞がありましたが、便利屋もそんな気持ちがないわけではありません。今のところ何とか克服できてはおりますが、何かのきっかけで何もやる気がしなくなったりすることもあるだろうな、ということも十分に想像できますね。

 プロクラスティネーションを克服できずに、ゴミを溜め込んでしまってどうにもならないと思っている方がいらっしゃれば是非お問い合わせいただければと思います。

 詳しくはゴミ屋敷のお片付けのページをご覧いただければと思います。こちらのサービスは出張見積もりも無料です。電話での概算見積りももちろんOK。お悩みの方は是非、ご相談ください。

お問い合わせページへ

The following two tabs change content below.
東京都江東区の便利屋です。ファミリー江東木場店では、不用品回収、ゴミ屋敷の片付け、お引越しのお手伝い、遺品整理、エアコンの取り外し・回収、その他さまざまな便利サービスを提供しています。是非、一度ご利用ください。

最新記事 by 便利屋ファミリー江東木場店 (全て見る)