ご実家に介護ベッドを入れることになり、ご実家を大々的にお片付けする必要に迫られた方からのご依頼でした。
介護ベッドは結構大きいんです。現在は介護ベッド、というよりはベッドを置くスペースすらないような状況だとのことで、大型の家具や、その他の不要な日用品を大量に整理しなくてはならないとのことでした。
ここで問題になるのは、お部屋にお住まいのご本人様は「必要」と思っても、ご家族からすると「必要に迫られているベッドを置くスペースもないんだから、本当に必要なもの以外は捨ててね!」という、ご家族間の意思の乖離です。
便利屋も遺品整理や生前整理、そして今回のような介護にあたってのお部屋のお片付けで、こういったご本人様とご面倒を見るお子様たちとの意見の食い違いをたくさん見てきました。
他人から見たら不要な物でも、ご本人からすれば大事な物って結構あるんですよね。ただ、やっぱり今回のように生活の状況が変化して、スペースが必要になった時、片付けなくてはどうしようもない場合は思い切って処分することが望ましいと思います。
レンタルスペースなどを借りるという手段もありますが、個人的には金銭的負担も含め、目の前の問題を先送りにしているだけってことかなー、と思いますし。
丸一日かけて当店からの作業員2名とご家族様でお片付けを行いました。最終的に回収した不用品は1.2トン車両に2杯分にもなりました。
「これだけ労力をかけて整理しても感謝されればいいけど、文句を言われたりするだけですからね…」というご家族の方のお言葉がとても心に残りました。そうなんです。こういったお住まいの大規模なお片付けって労力もそうなんですが、精神的な負担も色々と大変なんです。
仕事としてお金をいただいてする作業ですので、カッコつけるわけではないですけど、やっぱりそういったご負担を少しでも少なく出来たらいいな、という思いで作業をさせていただきます。
便利屋ファミリー江東木場店
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