荷物の運搬

江東区から千葉県市川市まで

 東京都江東区から千葉県市川市までお荷物の運搬をお手伝いさせていただきました。この季節はお引越し関係の仕事が本当に増えます。

 梱包されたダンボール数点とガラステーブル1点でしたが、ガラステーブルを壊さないように注意し、しっかりと養生して運搬いたしました。

 エレベーターのない建物の4Fからの搬出だったのですが、お荷物の数は少なかったので1時間で作業は終わりました。

 家に帰る途中の粗大ごみ置き場に江東区の回収シールの貼っていない、いわゆる不法投棄と思われる家具を見かけました。お引越しの増えるこの季節によく見る、ちょっと胸の痛む光景です。

粗大ごみゴミ問題を考える

 便利屋という仕事柄、ゴミに触れる機会は多いのですが、こういった粗大ゴミの問題は何かよい解決方法はないかなー、と考えます。

 要するにゴミを捨てるのにお金がかかる、ということを拒絶して不法投棄が行われているわけで、例えばリサイクル家電などは回収にだせばお金が返ってくるようにするとか出来ないかと考えてみたりします。
 勿論、消費者は購入する時にその分のお金は上乗せされている金額で購入するという。

 でもそうしたらリサイクル家電の盗難とかが増えるかなー?それならせめて回収料金だけを上乗せしておいて、回収した業者に回収料金が返ってくるとか。

 頭のよい人が、何か考えてくれないかな、などと人任せなことを考えていたら、以前テレビで見た外国のある開業医の素晴らしい取り組みを思い出しました。

ゴミの持ち込みで無料診察

 以前、テレビで見たのですが、インドネシアの医師の方がゴミの持ち込みで月2回まで無料で診療を行う、といった取り組みを行っていました。

 これを書いていて気になったので調べてみるとガマル・アルビンサイドさんという方で、(この記事を書いている現在)なんと1989年9月8日生まれの26歳という若さです。

 診療を受ける人はゴミを分別して決められた分量を持ち込むと月2回まで、無料で診察を受けられます。
 そして診療所は、そのゴミをリサイクル業者に出すことで収益を得ます。現在、インドネシアでも市民のポイ捨てにより発生したゴミが社会問題になっているそうで、特に空き缶、ペットボトルなどの不法投棄が目立つそうです。

 医療なので言葉は不適切かもしれませんが、ビジネスモデルが成り立つのか、といいますか、せめてそれで食べていけるくらいの利益は出せるの?という心配をしてしまいますが空き缶やペットボトルなどはリサイクルでの利ザヤは十分にある為、問題はないようです。

 この方の取り組みは海外でも紹介されており、2014年にはイギリス王室から表彰を受けたそうで、同様の取り組みはインドネシアの他の地域でも広まっているそうです。

よりよい未来の為に

 こうして考えると日本はあらためて素晴らしい国だなー、と思います(厳密にいえば、素晴らしい時代を生きさせて貰っている、ですが)。

 国民皆保険制度のおかげで、病院に行きたくても行けない、ということもほぼありませんし(ただし国庫負担における医療費の問題はありますが)ゴミ出しも基本的に無料で回収してもらえます。

 日本では当たり前のことも、地球上の大多数の場所では当たり前じゃなくて、こういった問題と隣り合わせで生活していることこそが、当たり前だという国が殆どなのではないでしょうか。

 ガマル・アルビンサイドさんほどスケールの大きい、立派なシステムを考え出せなくても、より素敵な未来の構築のために、自分の出来ることは何かを考えたいな、と思う便利屋です。

 

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