連日のように遺品整理のご案件をいただいております。現在、日本は少子高齢化社会において確実にこういったご依頼が当店のような業者の中では増えているのではないかと思います。

遺品整理とは??

“遺品整理(いひんせいり)とは、故人の残した品(遺品)の整理・片付けを行うことです。

ご遺族の立場では、不動産など財産の相続・分与・売却なども含む言葉ですが、当店のような業者が担当する部分は生前にお住いになられていたお部屋を引き払うにあたって、お部屋の中の残置物(日用品や衣類、家具、家電製品)の整理・片付けを行い、お部屋の中を空の状態にするまでとなります。“

 3件ほど続いたのですがお部屋の規模も80平米・100平米・60平米程度とありましたので、倉庫も大型家具・家電で一杯になってしまいました。

 遺品整理。このお仕事をしていると、いつも色々と考えさせられます。いざ、ご自身がやらなくてはならない事態に直面した場合、例えば実家が東京でご自身も近くに住んでいる、かつ実家が持ち家、というような場合は時間をかければご家族だけで出来るのかな、と思います。

 でも故人が賃貸物件にお住いだった場合などは、時間をかけて、というわけにも行かないです。時間がかかれば、その分、家賃が発生してしまいますからね。持ち家だったとしても都内の場合は時間がかかればその分、失っているものがあるとも言えますが。

 昔はこういったことは家族や親しい間柄の人たちで行っていたと聞いております(もっと言えば、家を家財ごと潰して解体して、廃材をそのまま埋め立てていた、なんていう時代もあったそうですが)。

 あのころは良かった、と思ってみても時代は着実に進んでおります。豊かになった分、人との繋がり、結びつきが失われていくのは、ある意味で仕方がないと思います。

 人との繋がりがある、ということは裏を返せば嫌な人ともつながっていなくてはならない、ということでしょう。現代はそういったことが、ある程度拒絶出来る時代です。

 人格者とだけ繋がりたいとは言いませんが、自分の中での常識から外れている人も許容しながら繋がらなくてはならない、場合によっては人格破綻者のような人とも繋がっていなくてはならない時代だったのかもしれません。そういった煩わしさから(経済的余裕があることが条件ですが)解放されている時代、という見方をすればよい時代であるとも言えます。

 身内で行うのがよいのか、業者に依頼してやってもらうのがよいのか…どちらが正解、ということもない話なので思うことも色々ありますが、その時代に一番求められているサービスを提供できるように努力しようと思います。

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