ゴールデンウィーク最終日、子供の日。家族で江東区亀戸にある、亀戸天神の藤まつりに行ってきました。

亀戸天神さまの絵馬 こちらの亀戸天神さまは学問の神様として広く知られており、受験のシーズンともなればそのご利益にあやかりたいと幾多の学生さんがいらっしゃいます。そんな学生さんたちが奉納した絵馬が境内にはいつも一杯かけられてあります。

 実は便利屋は幼少期、亀戸に住んでいました。両親に連れられてこのお祭りに来たことを思い出します。30年が経って今度は子供を連れてくる立場です。時の流れを感じずにはいられません。

 最終日だったということもあり、主役の藤の花は、残念ながらそのほとんどが花を落としてしまい、青々とした新緑を生い茂らせております。藤の花の見ごろは終わってしましましたが境内はたくさんの人で溢れかえっておりました。

亀戸天神さまの太鼓橋
 かの有名な太鼓橋を渡り境内を散策します。この太鼓橋は歌川広重のモチーフとして浮世絵となり、欧州に渡り当時の印象派に深く影響を及ぼしたのは周知の事実です。

 亀戸天神ではないのですが、江戸時代には亀戸天神のすぐ近くに「亀戸梅屋敷」というものもあり、こちらをモチーフにした広重の絵は、あの「ひまわり」などで有名なゴッホが模写したというワールドクラス級の逸話を持つ場所があります。

亀戸天神さま本殿
 ただ残念ながらこの亀戸梅屋敷、明治43年(1910)の東京大洪水で梅の木は全滅してしまい、今は梅屋敷の跡を示す石碑が立っているのみとなっております。

 ちなみにこの亀戸梅屋敷跡地、以前は三和銀行だったのは地元亀戸民にはちょっと懐かしい話。

 本殿に向かい、お参りに伺います。子供たちが頂戴頂戴とお賽銭をせがみます。周りの人たちが投げ入れているのが楽しそうに見えるのでしょう。子供は何でも真似をしたがりますね。

縁日の出店
 お参りを済ませて境内の外周を回ります。いくつもの屋台が立ち並び、目移りしてしまいます。色あせた屋台の暖簾を見ていると、これまた幼少期の思い出をダイレクトに掘り起こされるのです。タコ焼きとラムネを買い、近くの涼み台に腰を下ろし、一休み。

出世鯉の放流
 境内の一角で何やら面白そうなイベントをやっているようです。「出世鯉の放流」という子供の日にちなんだ行事で、子供の立身出世を祈って鯉の放流を行うそうです。これは是非参加しなくては。

鯉が池に
 並んで順番を待ち、子供たちの番になると(子供たちが)気に入った鯉を選びます。「大きくなーれ!大きくなーれ!」の掛け声とともに鯉が流しそうめんのように境内の池に流れていきます(写真は金魚みたいに見えますが鯉なんです)。

 ちなみに5歳のムスメはこの「大きくなーれ!大きくなーれ!」の掛け声を大変気に入って、しばらくは思い出したように斉唱しておりました。

 別名「花の天満宮」とも呼ばれる亀戸天神さま。藤祭り以外にも一年を通して色々な祭事を行っています。主に花にまつわる祭事が多いですが、1月の「うそ替え神事」も個人的にはとても好きな祭事です。

 江東区内にお住まいの方は是非とも足を運んでいただきたいスポットですね。

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