最近、庭仕事をよくいただきます。夏の間に成長した樹をさっぱりさせたい、というのが多いですかね。
ご本人(あるいはご家族)が大切に育てていたけど、加齢とともに手入れが出来なくなって当店に依頼、というケースも多いのですが、意外に多いのが「本人の意図しない場所に気が付いたら根付いて大木化していた」というケースです。
これは戸建ての隣家との隙間の狭いスペースが殆どですね。
玄関方面から覗き込むと見える場所にある場合は、そこそこの大きさになったら気が付くかもしれませんが、正面玄関から真裏のスペースなんかは居住者本人は全く気が付かずに育ってしまい、手に負えない大きさになって真裏側の住宅から訴えがあって初めて気が付く、というケースも多々ございます。今回のケースは正にこのケースが該当する感じでした。
事前に写真をいただいて大体の状況は把握しておりましたが、現地にお伺いしてみると実際の高さは戸建て3階の屋根部分に届いており、6mは超えるであろう樹木でした。
おそらくクスノキ系だと思いますが便利屋はパッと見て樹木の種類が判別できるほど詳しくはないので、あくまでも葉っぱの形からの想像です。今回のようなケースの場合、この系統の樹木が多いんですよね。
根元の部分の幹の太さは15センチ程度でしょうか。人がよじ登るには頼りなく、でも高さは3階の屋根程度もあり、それでいて脚立を立てるような場所もなく、立てるスペースがあったとしても、この高さに届く脚立はなかなか用意できない、などロケーション的に色々と難しいポイントがたくさんありました。
時間をかけて安全第一で少しずつ枝をカットしていき、枝をさっぱりさせてから最後に幹を切っていくという流れで4時間ほどかけて樹木を伐採しました。
今回は切り株状にして作業は終了でした。抜根といって切り株状態にした後、根っこから抜いてしまうという作業もございますが、今回のような場所で抜根すると周囲のブロックが崩れたりしてしまうこともあり、止めておいた方が無難です。
切り株状にしたあとは例の車屋さんの手法で除草剤などを使用して樹木を枯らしてしまうこともお勧めしましたが、ご近所の猫などへの影響を考えて今回はそういう方法は行わないということになりました。様子を見てあまりに手に負えないようであれば、またご依頼くださるとのことでした。
意外と多い狭小スペースに生えてしまった樹木の伐採作業。対応してくださらない業者さんも多いみたいで遠いところからもご相談をいただきますが、対応可能な場合はお伺いいたしますので、まずはご相談いただければと思います。

便利屋ファミリー江東木場店

最新記事 by 便利屋ファミリー江東木場店 (全て見る)
- 厳しい業界2025 - 2025年1月2日
- 狭いスペースに生えてしまった高さ6m程の樹木を伐採 - 2024年11月24日
- 外壁の蔦(ツタ)を手入れ、と言うよりは除去 - 2024年11月5日