エアコンは殆どの場合「標準設置」と呼ばれる工法で取り付けられております。割合で言えば9割がたは標準設置ですかね。

 標準設置というからには一般的とかそういった意味であって、たまに標準から外れた工法で取り付けられたエアコンもあったりします。

 今回のご依頼は「隠蔽配管」と呼ばれる特殊な設置方法で取り付けられたエアコンを取り外してほしいというものでした。さらにエアコン自体も「マルチエアコン」と呼ばれる一般的ではないものです。

 当店は隠蔽配管のエアコンやマルチエアコンの取り外しも行っておりますが、結構お断りしている業者さんも多いみたいです。なんでお断りしている業者さんが多いのかなー、という理由を一言でいうと、やっぱり「大変だから」ということになると思います。

 まずは事前のヒアリング。言ってしまえば(失礼ながら)お客様は素人さんなので詳しいことを聞いても分からないことが多いです。重要なポイントが判明しない場合は結構大変なことになります。また業者サイドの聞き出す能力値と、お客様サイドの説明能力値の合計が基準値に達しない場合は当日に「やっぱり出来ませんでした…」となりかねません。

 実際に要点を確認できても作業自体が大変なこともありますし、当日想定外の特殊な工事が判明することもあります。そもそもヒアリング自体が大変ということもあるかもしれません。苦労してヒアリングをしても料金をお客様にお伝えしたところ「考えます…」とおっしゃられてその後、音沙汰ナシなんてことも多かったり(汗)。そんなこんなでお断りするのが手っ取り早いなんて感じなのかなー、と思っております。

 マルチエアコンとは一つの室外機で複数の室内機を文字通り「マルチ」に制御するエアコンです。今回は一台の室外機で二台の室内機をコントロールするタイプのものでした。一般家庭に設置されるものは室内機二台までのものが殆どですね。画像のように配管の接続する場所が二台分あります。

 マルチエアコンと隠蔽配管はセットの場合が多いです。一般的ではない隠蔽配管工法やマルチエアコンを選ぶ理由はお客様が好んでの選択ということは殆どなくて、建物の構造上、選ばざるを得ないことが理由となります。

 一昔前は室外機を置くスペースが一台分しかない、ということが理由の殆どでした。が、近年では二段置架台を設置して室外機を二段積みにして設置することの方が多いのでマルチエアコンは絶滅危惧種となりつつあるといえます。

 マルチエアコンのメリットは室外機が一台で済むので、見た目がすっきりします。ただし個人的にはメリットは本当にこのくらいかと(汗)。デメリットは何と言っても室外機が故障してしまうと二台とも使用不可となってしまうことです。仮に真夏に壊れてしまった場合、家庭内のエアコンが全滅、なんてことも。近年の殺人的ともいえる熱波をエアコンなしで乗り切るのは難易度が高すぎるのでリスク分散という意味でもマルチエアコンの選択は避けた方が無難かと思います。

 これはあくまで噂レベルですが一つの室外機で複数のエアコンを制御しなくてはならない為、通常のエアコンよりも室外機への負荷が高く、故障しやすいと聞いたこともあります。まあ市場に出回り始めた頃はそんなこともあったのかもしれませんがマルチエアコンもそれなりに歴史を重ねてますので故障しやすい点などは改善されているのではないかと思うのですが。

 2時間ほどかかりましたが無事に取り外し作業終了です。今回は急遽のご依頼で中野区まで行ってきました。他店にお断りされてしまったエアコンの取り外しも可能な限り取り外し・回収いたします。お困りの方はご相談いただければと思います。

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