新宿区にて入れた冷蔵庫が出せなくなってしまったというご相談をいただいて当店で搬出してまいりました。

 どのような状況だったのかといいますと、端的に言えば「入れた時から搬出経路が変わってしまった」ということになります。

 一番のポイントは在宅介護にあたって階段に昇降機を取り付けてしまったということでしょうか。それとは別に屋内導線に手すりを取り付けてしまったことから、そのままの形では冷蔵庫の搬出が不可能になってしまっておりました。

 新しい冷蔵庫を買ったものの、現在使用中の冷蔵庫が出せないことが判明し、購入店含め色々な業者さんに相談されたそうでしたが、対応してくださるところがなかなか見つからず、当店にご相談をいただいたとのことでした。

 階段も難所でしたが、その他にもいくつか難所があり、冷蔵庫そのままの形で出そうとすると物理的に不可能です。選択肢としてはリフォームで取り付けたものを全て脱着するか冷蔵庫そのものを小さくするしかの2択になります。

 前者の方法を採用すると改めてのリフォームとなったうえで、さらに別に業者を手配して冷蔵庫の搬入を行う必要がございます。ただし取り付けたものを取り外しても搬出導線のサイズは、かなりギリギリな感じです。正直、搬入時もかなり苦労をしたのではないかと思われました。

 いろいろと健闘した結果、今回は冷蔵庫そのものを小さくして搬出する、という方法を採用することにいたしました。

 冷蔵庫を小さくする、と言葉でいうのは簡単ですが、実際の作業は大変です。広い屋外などで、ただ切断するだけでよい、というのであれば必要なツールがあれば簡単かもしれませんが、屋内、それも一般的な住宅内で作業するとなると話が全然変わってきます。

 さらには今回のロケーション的に作業スペースの制限があったため、難易度はかなり高かったです。念入りに準備をしたうえで時間をかけて切断工具で冷蔵庫を2分割にいたします。

 冷蔵庫の高さ・奥行・横幅全ての寸法が搬出導線の一番狭い部分をオーバーしていたわけですが、逆に言えばどれかひとつの寸法をクリアすれば1点突破できなくはない、とも言えます。

 高さを半分のサイズにすれば一番安全に搬出を行えるという判断で今回は2分割にして搬出を行いました。

 今回のように切断・解体という方法は冷蔵庫を搬出するうえで最終手段となっておりますが搬出方法は色々ありますので、こういったケースでお困りの方はまずはご相談いただければと思います。

 状況に合わせてベストな方法で搬出いたします。
 

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