とても狭い場所からドラム式洗濯機を搬出

　洗濯機を買い替えようとしたところ、古い洗濯機が出せなくてお困りの方からご相談を受けて中央区に向かいました。　

　なんでも家電量販店さんや他の業者さんにお断りされてしまったそうで、どうすればよいのか困っている中、当店を見つけていただきお問い合わせしてくださったそうです。

　斜めドラム式洗濯機は重いです。最低でも80キロくらいはあります。移動する為には基本的に2名で両サイド、あるいは前後から持って移動する必要があります。

　今回のロケーションでは、それが出来ないこと、加えて設置場所の防水パンが通過させる導線の一番狭い部分より、前に出ており、それが作業難易度を高めていました。

　一番狭い場所はドラム式洗濯機に対して1㎝の余裕もなく本当にギリギリで通過させられる、という感じです。「入れた時はよくいれたよな」と言うのが正直な感想ですね。

　前面部分の解体搬出も考えたのですが、入れたのだから出せるだろうと（しっかり精査した上で）判断し、いざ搬出します。

　壁に念入りな養生（保護材を取り付ける）を行ってから、いざ搬出します。

　まず洗濯機を出せるところまで引き出し、前面下部が床に、背面下部は防水パンの上、という状態で一番安定するポイントを探し、洗濯機を乗り越えて洗濯機背面に作業員1名が回り込みます。

　その後、背面と洗濯機左手に2名で持ち上げて移動します。そして洗濯機右手に人が入れるくらいのスペースが出来たら背面にいた作業員が洗濯機右手に回り込み、両サイドから洗濯機を持ち上げて搬出しました。解体を行わずに出すことが出来て良かったです。

　お客様は無事に搬出された洗濯機を見てご安心されたと同時に「次は無理せず設置可能な縦型ドラムの洗濯機を買います」とおっしゃっておられました。斜めドラム式は確かに便利ですが個人的には縦型ドラム+衣類乾燥機でも良いのかな、と思います。衣類乾燥機がガス式であれば最高ですね。

　最近の縦型ドラムは素晴らしい物が多いですし、斜めドラム式でも結局乾きにくい物や大物は外で干したりするんですよね。勿論スペースの問題もありますが、注文住宅を作る場合は洗濯機置き場にガスを引いてもらうのもアリかと思います。

　斜めドラム式洗濯機の搬出でお困りの方は非常に多いようです。無理をして入れて出せなくなった、入れた後にリフォームしてしまい出せなくなってしまった等、ご事情は様々なようですが家電量販店さんにお断りされてしまった場合でも、当店は色々な方法で搬出可能なので、お困りの方がいらっしゃいましたらお問い合わせいただければと思います。