夏。今年もまた暑い暑いこの季節がやってきました。今年の関東は梅雨らしい期間が本当に短かった気がします。他の地域はどうなんだろうと思いますが、お米の価格がまた上がってしまうんではないかとか考えてしまいますね。

 気温の高まりと連動してエアコンクリーニングのご依頼は毎年多くいただきます。やっぱりエアコンは使いだすとニオイや風の少なさなんかが気になるんですよね。本当はシーズンの終わりにキレイにして冬を越すといいのですが、なかなかそこまでする方は少数派だと思います。

 夏の間、たっぷりと結露水とホコリを含んだ状態のエアコンは秋の心地よい季節の間にカビが大繁殖しちゃいます。冬の間は暖房を使用するのでエアコン内部は乾燥するものの、一度繁殖したカビが減少するわけでもないので、冬が終わってまた暖かくなってくるとカビの繁殖が始まり、夏のエアコン使用時に嫌なニオイなどがしてようやく気が付く、という流れですね。

 よくご相談いただくのは「冷房を使用するとイヤなニオイがする」と「冷房の効きが悪い」の2つですかね。イヤなニオイは当然ながらカビが原因、冷房の効きが悪いのは送風ファンにカビとホコリが詰まってしまっていることが多いです。

 まめにフィルターをおそうじされていらっしゃっても大抵のエアコンは3年も経過しますと、こんな感じになっていることも多いです。これは冷たい風を浴びて送風ファンが冷える⇒冷房を切る⇒部屋の暖気に触れて送風ファンが結露する⇒送風ファンについたホコリがカビる、といった現象を繰り返すことによって起こります。

 職人が薄皮を幾重にも重ねて美しい工芸品を作るように、あるいは筋トレを何度も何度も繰り返してデカい体をつくるように。繰り返し積み重ねることによって気が付いた時にはコトが大きくなっているということは世の中多いものですね。

 外装パーツを取り外した後、養生を行って洗剤でエアコン内部をクリーニングします。十分に洗剤を浸透させた後は高圧洗浄機で洗い流し。今回は特に送風ファン部分からカビとホコリの塊がドバドバと出てきました。

 クリーニングを終えたら取り外した外装パーツを組み立てて、内部を乾燥させて狩猟です。このくらい送風ファンが汚れているとクリーニング終了後は分かりやすく風量がアップします。

 エアコンの効きが悪い!といって温度を下げまくり、風量強化しまくり、なーんてやってますとエアコンに高負荷をかけてしまい電気代が高くなることはもとより故障する可能性も高まると思います。

 近年の日本の夏にエアコンが使用できない!なーんてことになったら誇張じゃなく命にかかわると思いますので、エアコンのメンテナンスには気を使った方が良いですね。

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